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アニメOP&EDパロ製作レポート
動画担当VOCALOID曲製作レポート

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【トレス】東方キャラでOVA版とある科学の超電磁砲OP / future gazerについてのレポート



作画担当のNEXISMからは作画の観点から,撮影担当のkeroからは撮影の観点から,
自分用資料も兼ねてレポートを残します。

J.C.STAFFさんが作られた「とある科学の超電磁砲OVA」のOP東方パロです。


作画:NEXISM

作画サイドから製作過程を書かせていただきます。作画としては未熟ですが参考になればうれしいです。

製作期間は前トレス動画のつばさキャットから1年と9ヶ月を要しました。単に描いていない時期があったため時間がかかったような感じです。実作業時間としては半年ほどです。

〇OVA版にした理由
すでにonly my railgunやLEVEL5-Judgelightも考えましたがすでに東方をモチーフに完成しているもの、未完成ですが作成途中の作品が見受けられたために、だれもやらなさそうなOVA版にしました。ですがこのOP、曲を含め私は好きです。おそらく先の2タイトルで作っていた場合、変更キャラも違っていたかもしれません。

〇題字「とある幻想郷の対抗新聞(ダブルスポイラー)」
文とはたてが前面にでているのでこれしかないと思い、このタイトルになりました。タイトル作成に当たり『とある櫻花のジェネレーター』様(http://to-a.ru/)を利用させていただきました。

〇描き換えたキャラ設定
天狗中心の山組メンバーです。

・御坂美琴 → 射命丸文
今回のOVAでは電撃は使っていませんし、カメラをモチーフにしているところからこれになりました。
・白井黒子 → 姫海棠はたて
もう見た目が黒子だったのでそのままです。
・初春飾利 → 河城にとり
本編でもPC使う子でしたので機械系でにとりになりました。
・佐天涙子 → 犬走椛
上記キャラの絡みから山組でまとめるためにこのキャラになりました。 

〇使用ソフト
sai GIMP(ガウスぼかしなど加工で使用)

○アニメーショントレス概要
 元動画をフレーム単位で出力した画像を1枚1枚描いていくだけです。顔の輪郭やそのままでも利用できる髪の毛、服(のしわなど)、目などはなにも手を加えずにそのままトレスしました。東方キャラというより超電磁砲のキャラが東方コスしたようにも見えます。
背景とは別にアニメーション部分だけで描いた枚数はおよそ23シーン640枚ほどです。

〇アニメーショントレス方法
 出力した元動画の画像を下位レイヤーとして線画レイヤーをその上におき、利用できる輪郭等を最初にトレスしました。ある程度形ができたところで服装や髪型などを東方キャラ風に描き換えます。このとき、できるだけ服装のしわなどは元画像を利用するとなかなかいい感じに仕上がります。線画ができたら影として塗る部分の境界線を作るために別の線画レイヤーを作成して影のみの線画を作ります。この線を引いておくとこの線画レイヤーを選択領域の境界線として影の色を入れるとき楽です。一般には線画が全て完成してから塗るようですが個人的に塗らないと、どうにも落ち着かないので線画が出来た時点ですぐに塗りも開始します。1枚完成したら次のコマ画像をまた描きます。元画像と同じ輪郭などはそのままトレスなのでズレはありませんが、どうしても自作した服などはズレたり挙動がおかしい動きになる可能性があります。このとき前コマの線画と影線画をできるだけ利用して、ずれている部分(動いている部分)のみを動かして描きなおすようにするとズレが少なく一連の動作が元動画のように自然に動いているような感じに仕上がります。
 また、色レイヤーはできるだけ肌の色、髪の色、リボンの色などできるだけレイヤー分けして描きます。あとで修正が必要になったとき色を同じレイヤーに塗っていると修正が非常に困難になります。常に前にもどって修正する意識が必要です。

・線画レイヤーに関して
 本来は線画の色もラスタライズして馴染ませるべきですが、手間が倍かかるのでその辺はあたりさわりない黒から少し明るいところで色を設定しています。基本は曲線ツールでトレスをします。慣れると自然に制御点を設定して美しいカーブを引けるようになります。曲線ツールや直線ツールを使用するとどうしても髪や服のしわ等手書きとは違い筆圧一定状態で機械的な絵になりますので筆圧設定で払う部分や光が当たる分、当たらない部分で筆圧調整で0~200%で設定する必要があります。また、場面によりことなりますがペン先は0.7から2.3を使用しています。遠距離は0.7、中距離は1.0、近距離は2.3というような形で使い分けました。
 目の部分など要でかつ繊細な部分やトレスできない部分は曲線ツールは使わず、ペン入れを使います。手振れ補正を10~S-3くらいで適宜に使い分けて描いています。

〇各シーン・キャラに関するトレス詳細
・4人が同時に動く場面
 東方キャラはカラフルな服装ですので4人いる場面はどうしても塗りが多くなります。先にレイヤー分けをしていますが、あまりにも小さい画像に関しては分けていると時間がかかるので省いています。

・髪型について
 椛、にとりの2人は犬耳と帽子・ツインテールの絡みで相当動かすのに苦労したキャラです。前画像と何度も見比べながら描きました。それでもズレまくっています。文とはたてに感してはほとんど髪型は変更していません。見てのとおりです。天狗の頭巾(ときん)の位置だけを意識するだけですが空間把握が苦手ですのであの八角形の変化も苦戦しました。大きさが変わったり、位置が意味不明だったり…。

・椛が自分のスカートあげる場面
 元は短パンですがドロワーズに変更しました。東方キャラのスカートや服装にだいたいフリルがついていますが、線画レイヤーで手書きの手振れ補正S-2からS-5で描くとそれらしくかけます。あんまり過度に手振れ補正をかけると描き辛いだけです。

・椛の尻尾
完成まであと少しというところで不覚にも尻尾を書き忘れていることに気づきました。あれは後付です。

・靴
はたては下駄っぽいですが高低差が変わってしまうので元動画のローファーのままにしました。実は最初にはたてが駆け寄ってくる8コマ目だけ下駄です。

〇背景画像の概要
ほぼ写真トレスです。フリーフォト素材の「写真素材 足成」様(http://www.ashinari.com/)の写真や諏訪大社(下社秋宮)、また高尾山と近所の神社にて自らロケハンした写真を元に描きあげています。前作のつばさキャットで初めて背景にチャレンジしましたがあまり良いできとは言えず機械的であたかも3DCGのような出来でしたので背景のレベルアップを図るためにこのトレス動画にしたといっても過言ではありません。

〇背景画像の詳細
・木々の描写
もっとも多いのは木。和風、自然をモットーの作りましたのでどうしても描かなければならない素材の一つです。背景のことが何一つわかっていませんでしたので参考書を一つ購入しました。木なんてまったく描いたことのない私でしたが、どうにか形にはなっていたような気がします。木に関しては十数本描いてほぼコピペが基本です。葉のレイヤーを別に描いてそれをコピーして影の位置をずらす、または彩度とコントラストを調整して遠近をつけると、森ができます。

・石材石仏
塗りの下手さが露骨にでています。グラデーションと陰影の表現が完全に修練不足です。ほとんどテスクチャで誤魔化しています。

・木造建築
真横・縦に描ける柱等はテクスチャを使用してグラデーション・陰影を乗算で付け足しています斜めや歪曲している部分、奥行きが出る部分に関しえては筆(混色50・水分量30・色伸び50)で不透明度はその都度調整で基本色の上に基本色よりも暗い色と明るい色を何回も筋を引いき、ときには適当な部分から色を抽出して木材の表現をしました。

・やたらとある紫陽花
ちょうど高尾山にロケハンにいったときに沢山綺麗に咲いていたのでノリで採用しました。案外、どこの背景でも付け足しに使えて便利です。

・部屋にあるフィギュア
お気づきの方もいましたが部屋にある序盤はゆっくり、終盤は霊夢・魔理沙・初音ミクのフィギュアです。なぜこれか!、というのは明確にはないですが自分のうちにあり目に留まったからです。室内の背景は壁紙以外はトレスしただけですので少し遊び心いれたかっただけです。

・神社でゲコ太(もとい神様)とバンザイするところ
背景のモブキャラはもっと増やすべきでした。忠実さを重視するがあまり遊び心がないのが反省点です。


ここまでの駄文、読んでくださいましてありがとうがございました。


撮影:kero

○使用ソフト
Adobe After Effects CS5.5

○映写機を回す文の腕
全16枚の絵を繰り返し指定したfpsで表示する方法
【連番ファイルを単一フッテージとして取り込む】
事前に任意のフォルダを用意し、そこに表示順に数字を振って絵を格納しておく。
(AE)ファイル→読み込み→ファイル→件のフォルダ内の絵どれか一つを選択→チェックボックス「~シーケンス」ON→開く
「~シーケンス」の~はファイルの種類で変わる、と思います。今回はPNGシーケンスでした。
取り込むと一つのフッテージとしてプロジェクトタブ内に格納されます。
【fps変換・ループ設定】
フッテージを右クリック→フッテージを変換→メイン
フレームレート→fps、その他オプションループ→ループ設定

○チラつく映写機の画面
白の平面レイヤーを画面サイズにマスクで切り取り、そこにエフェクト”グロー”をかけます。
適度にグロー半径と色を設定して、グロー強度にwiggleをかけます。今回はwiggle(5,2)
未だにwiggleの括弧内の数字、どっちがどっちか忘れますw

○フィルム送り風切り替え
フィルムを早送りするような演出で場面を切り替えを行うシーン。全体を通して何回かあります。
【パターン1】
演出中に映るコマを縦に繋げた縦長のコンポジションを作り、移動にキーフレームを打つ方法。
後での編集が楽になる反面、微調整がどうも利きにくい上にそもそも作るのに時間がかかります。
でも最初のタイトルに入る所はこれです。
【パターン2】
フレームごとにコマをずらして配置していく方法。
コマ間の黒帯もシャイプレイヤーで作ってしまいます。
え?モーションブラー?エフェクト”ブラー(方向)”でごり押しです。
フレームごとの制作スピードがこちらの方が早いですが、後で編集しようとした時に若干面倒かもしれません。
作り方次第ですがね。

○古いビデオ風の揺れ・チラつき
【揺れ】
wiggleをかけるというのが簡単な方法ですが、今回はこの揺れ方もトレスしました。
とても自慢できる事ではありませんが、揺れ方は本家と完全に一致しています。お暇な方は是非重ねてみてください。
さて、揺れのトラッキングに使用したのはMocha for After Effectsです。
AE内にもモーションをトラックする機能がありますが、場合によってはトラック対象が飛んでしまったりしてうまく行きませんが、うまく言えませんがこちらは任意の面で捉えてくれるのでかなり優秀です。
使い方はアンドリュー先生の講座をどうぞ→VIDEO COPILOTチュートリアル(英語)
【チラつき】
画面端にボンヤリと黒を置いて、そのコンポジションの透明度にwiggleをかけました。今回はwiggle(6,15)
画面端のボンヤリ黒の作り方→コンポジションサイズの黒平面レイヤーを作る→メニュー下のツールバーから楕円形ツールを選択→楕円形ツールボタンをダブルクリック→マスク反転→マスクの境界のぼかし・マスクの拡張を調整

○ビデオカメラを持つ文をカメラ越しに見るシーン
分かりにくいですね。37秒付近の事です。
実際にカメラで撮ってる時の見え方なんだと思いますが、本家さんをしっかりパクリましたw
実はNITORI製です。気づいた方いらっしゃいましたか?

○逆光
後半に度々出てくる逆光のシーンが今回の最難関ポイントでした。
結局完全に満足できるまでには至りませんでした。
手前となるオブジェクトの明度を落とし、明るい背景に弱くグローをかけました。
さらに手前のオブジェクトで光が当たっている部分だけにラフエッジをかけて線画を弱めています。
さらに、エッジから内側にかけてボンヤリと白をかけられたら、もっとそれっぽいくなったと思いますが気づいたのは投稿後でした。対象のシーンでの人物だけのアニメーションコンポジションを白に塗りつぶして、マスクやらぼかしやら使って重ねればなんとかなる気がします。

○夕日(1:16)
もはやおなじみエフェクト”OpticalFlare”です。便利ですね。

○ネガ
映写機にかけられたネガの中身です。
要するに白を抜けばいいわけです。
ですが残念ながらエフェクト”Keying→Keylight(1.2)”は白を抜けません。なんででしょうね、使い始めてから今までずっと疑問ですw
やむない代替案は、反転→Knoll-UnMult→反転、です。いい加減ダサいので止めたいですw
スクリーンで出来るんじゃないかと思ったそこのあなた!私も最初思いました、だが!駄目!
ご存知の方いらっしゃいましたら教えてください。

○フォント
小塚明朝 一択
タイトルがこのフォントですからねw

印象に残った内容はこんな感じでしょうか。
ここまで読んでくださった方いらっしゃいましたら、本当にありがとうございます。
今後ともよろしくお願いします。
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